令和6年度 北海道地方発明表彰式に出席しました
10月24日(木)、ホテル日航ノースランド帯広(北海道帯広市西2条南13-1)において、「令和6年度北海道地方発明表彰式」が開催されました。
地方発明表彰は、大正10年に開始され長い歴史のある発明の表彰制度で、実施されている優れた発明、考案又は意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものです(詳細は後掲)。
当職は、日本弁理士会北海道会の会長であるため、選考委員の一人として選考段階から参加させていただくとともに、表彰式にも参加しましたので簡単にご紹介いたします。
選考段階では、最終選考に残った応募者の皆様が作成した技術資料や市場分析に関する資料に加え、特許11件、意匠3件の合計14件について、公報へのリンク先を含む一覧表を作成し、公報を全て確認するよう努めました。
おそらく出願書類には表れないご苦労も多々あったことと存じますが、皆様の苦労が実って今回の受賞につながったことと思います。
北海道の特許出願件数は年々減少傾向にありますが、皆様の活動が北海道の各地に広がっていくことを期待しているところです。
なお、懇親会では、乾杯の音頭を取らせていただき、受賞者の皆様へのエールを送らせていただきました。また、受賞者の皆様に発明に至るまでの苦労話などをお伺いすることができましたので、今後の活動の参考にさせていただければと考えております。
地方発明表彰とは
大正10年に開始され長い歴史のある発明の表彰制度で、実施されている優れた発明、考案又は意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものとされ、下記のような賞を設けて表彰しています。
〇特別賞
- 文部科学大臣賞 特許庁長官賞 中小企業庁長官賞
- 経済産業局長賞 発明協会会長賞 日本弁理士会会長賞 知事賞等
〇発明奨励賞
また、年間スケジュールは下記のようにアナウンスされていますので、事業者様におかれましては、応募を検討されてはいかがでしょう。
- 2~3月 応募期間
- 4~9月 審査期間
- 9月~11月 結果発表(本ホームページ等で、地方別に順次発表)
- 10月上旬~11月下旬 表彰式(地方別に順次開催)
なお、主催者である公益社団法人発明協会様および、一般社団法人北海道発明協会様から下記のようなアナウンスがなされていますので、ご参照いただければ幸いです。
公益社団法人発明協会のウェブサイトのアナウンス
https://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/chihatsu.html
〇技術者・研究開発者を表彰します
〇地域産業を牽引する発明等を募集します
〇さらなる飛躍のチャンスです
〇歴史ある表彰事業です